ヘンダーソン島(世界遺産登録:1988年)

ヘンダーソン島は、南太平洋上・ピトケアン諸島を形成する島の一つです。

ピトケアン諸島は、本島のピトケアン島とデュシー島、オエノ島、サンディ島、そしてヘンダーソン島の合計5つの島で形成されています。

その中にあるヘンダーソン島は、今現在も原始的で貴重な自然の姿が残っており、世界自然遺産に登録されました。

因みに、ピトケアン諸島の中で、有人島はピトケアン島のみでヘンダーソン島は無人島です。

ヘンダーソン島の歴史は明確には明らかになっていませんが、15世紀迄はポリネシア人が暮らしていたようです。

しかし何故彼らが島を離れたのかは不明で、彼らが去ったそれ以降は無人島のまま現在に至ります。

ピトケアン諸島は、1606年にスペイン人のペドロ・フェスナンデス・デ・ギロスが発見しました。

その後、1819年にイギリスの東インド会社の船・ヘラクレス号の船長であったジェームズ・ヘンダーソンが島に到着し、島は「ヘンダーソン島」と名付けられました。

1829年以降は正式にイギリス領になっています。

ヘンダーソン島の自然の特徴は、哺乳類が生息していなかったことです。

それ故、植物や昆虫、鳥たちの生命が危険にさらされることがなかったので、原始的な姿を残してこれたのだと思われます。

ですから、島固有種の鳥や植物の種類も多いのです。

現在は島全体が保護対象になっており、科学者たちにとって貴重な研究拠点になっています。

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