バミューダ島は、バミューダ諸島の中で最も大きな島でニューヨークとイングランドの間・大西洋上にあります。
ここは、英国最古の植民地で、現在はバミューダ島の町セント・ジョージが「バミューダの古都セント・ジョージと関連要塞群」の名称で世界遺産に登録されています。
バミューダ諸島が発見されたのは1503年のことです。
その後、大西洋を航行していたイギリスの船8隻が嵐に巻き込まれてバミューダ島に上陸。
船乗りたちはやむなくそこで生活を始めました。
これが、イングランド人が入植を始めたきっかけです。
イングランド人はやがて、入江に町を築き始めました。
この町が、セント・ジョージです。
1684年に、イングランドのロバート・ロビンソンが総督に就き、この時からイングランドのバミューダ諸島植民地支配の歴史が始まりました。
バミューダは米国と欧州を結ぶ中継地点であり、貿易などで巨額な利益をあげました。
また、イギリス軍の拠点でもあったため、当時のバミューダの首都セント・ジョージには要塞が築かれました。
1815年に首都はハミルトンに移転したので、セント・ジョージの歴史的建造物は手つかずのまま残りました。
そのお陰で当時の美しい景観が残されることになったのです。
石灰岩の白い壁を持つ家々は太陽に照らされて輝き、現在ではマリンスポーツが楽しめる一大リゾート地として知られています。